様々な分野で実践される
ハプティックセラピー
〈ケース1〉
「手の拘縮が緩和されて、利用者の笑顔が増えました!!」
●介護福祉士
医療型障害児入所施設・療養介護事業所
●利用者が持つ障害・疾病
大脳形式異常・白質低形成・脳梁欠損・慢性四肢麻痺・精神発達遅滞・てんかん・慢性呼吸不全
●ハプティックセラピー取入前の利用者との関わり方
スキンシップを取ったり、DVD・音楽鑑賞の活動をしていました。また、重症心身障害者の健康管理のために必要とされる抗重力姿勢(座位・立位などの重力に抵抗する姿勢)を提供するなども行っていました。
●実施部位
手/足(主に手)
●施術後の効果
初めて施術をした時、始まりの声かけの際に、少し緊張していた様子でしたが、触れ始めるとすぐに緊張が解けて行きました。利用者の方は、元々左手の拘縮が強いのですが、ハプティックセラピーの施術中は、拘縮が緩むようです。毎回、セラピー を実施中は手の拘縮が緩和されることを実感しています。2年間ほど前から、利用者さんとの触れ合い、症状緩和のために不定期にハプティックセラピーを取り入れています。最近では「ハプティックセラピーしても良いですか?」との声かけに、利用者さんからは覚醒、笑顔など、快い反応を示してくれるようになりました。